妊娠中や産後の治療

当院では妊娠中や産後の方の治療もおこなっております。

 

これらの時期は薬による治療が赤ちゃんへ影響することを心配される方も多いことでしょう。

 

実際のところ、胎盤や母乳を通して薬の成分がある程度は赤ちゃんに移行するため、影響をゼロにするということは難しいです。

 

しかし、例えば先天的な病気をもつ赤ちゃんは薬の服用とは関係なく数パーセントの割合でいることから、薬物療法を回避すれば、先天的な病気のリスクがなくなるわけではありません。

 

むしろ、赤ちゃんの発育や発達を心配して治療の開始を遅らせたり、自己判断で中断してしまい、ご自身の病状が悪化することの方が赤ちゃんの健康に良くない影響を及ぼすと言われています。

 

こういった不安や心配を持つことはごく当然の事ですので、遠慮せずにご相談いただければと思います。その方の状況にあった治療の選択肢を検討させていただきます。

 

当院での薬物療法以外の選択肢としては、医師による精神療法はもちろんのこと、公認心理師による心理療法をおこなうことが可能です。お一人で悩まず、まずはご相談ください。

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